中学校の英語のテストは、確か筆記体で答案を書いてもOKだった気がするけど、高校ではどうだったかな。大学受験でもまあ×にはならないだろうけど、あんまり歓迎されないだろう。
英語を母国語とする人たちでさえ、実は筆記体はほとんど使わない。手書きの場合、ブロック体をちょっとぎくしゃくさせたような文字を書く人が多いと思う。流行もあるかもしれないけれど。
自転車部品メーカーのカンパニョーロも筆記体のロゴをいつの間にかやめて、ブロック体になった。筆記体はどこかしら古風でアナログちっくなんだね。筆記体のロゴといえばコカコーラがあるけど、それすらブロック体のロゴが最近小さく出始めているものな。
私は筆記体をほとんどかくことができない。sとかrが難しいし、mを書こうとしてnになってしまったり、iやjの点を後で追加したりするのがややこしい。何より書く必要がまったくない。私の兄は英語はまったくできない人だが、筆記体がけっこううまかったことを自慢していた。結局、書く人の自己満足でしかないのかもしれない。読みづらいだけだもの。
普段、外国語に接するときはコンピュータのフォントであることが多くて、外国人の手書き文字を見る機会って、結構少ない。アラビア語の手書き文字を見たことがある人はほとんどいないだろう。私は一度も見たことが無い。もし本だけでアラビア語をマスターできたとしても、本国の手書き文字をまったく読めなくて愕然とするなんてことも、ひょっとしたらあるかもしれない。