仕事のスケジュール感って不思議だ。たとえば毎月10営業日以内にやらないといけない仕事が、今月は15営業日以内にやればいいことになっても、その大変さはほとんど変わらない。時間に余裕があろうとなかろうと、結局締め切り間際でいつもどおり遅くまで残ってあたふたしている。不思議な光景だ。それなら逆に5営業日以内にやれといわれても、案外いつもどおりできてしまうんじゃないかと思う。
残業は、今は仕方なく許されている感じだけれど、絶対に禁止!ってなったら、はじめは不満が出つつもそのうち残業ゼロでも仕事はじゅうぶん回るような気がする。
このことは学生時代から感じていた。義務教育で学校が完全週休2日制を導入するかどうかという話が出ていた頃(私の頃は導入されていなかった)、授業日数が6日でも5日でもきっと同じだろうから、休みを増やしてほしかった。授業日数の多少に関係なく勉強するやつはするし、しないやつはしないのだから。もちろん同じ理由で、休みが増えたところでそのすごし方はぜんぜん変わらなかっただろうけど。
時間は実体が無いものなので、時計やカレンダーが時間であると思うしかない。もし世界中のカレンダーがある日突然狂いだし、1日が23時間になったり1年を360日になったりしても、たぶんどうってことないだろう。ひょっとすると睡眠時間も平均寿命も、それに合わせる形で今とまったく変わらないままかもしれませんぜ。