店のポイントカードは「ポイントカードはお持ちですか。お持ちでなければ無料でおつくりできますが」と聞かれないようにするために持っているだけだから、値引きできることを忘れがちだ。
ビックカメラなんかでは、客はポイントは貯めるものだという前提に立って対応されることが多い。でも利息がつくわけじゃない(?)のだから、貯めてもすぐに使っても同じことじゃないだろうか。店の対応がそうなるってことは、たぶん実際にポイントを貯めまくってから使う人が多いんだろうな。店の側としても、少なくともその客があと1回は物を買ってくれることを約束されるわけだから、貯めてもらうほうが好都合にちがいない。
最近はビックカメラだけでなく、使うかどうかをいつでも選択できるポイントカードが増えたように思う。
タワーレコードなんかは今でも古風なやり方をしている。一定量のポイントが貯まらないと使うことができない。あのやり方は店と客の双方にとってあまりよくないと思う。一定量を貯めるには、かなりのCDを買わなければならないからだ。中には一度で一定量たまるほどCDを買う人もいるかもしれないが、普通の人は複数回来店しないと貯まらない。店の側としては複数回来店してほしいからこそそうするんだろうが、CDを買うことにそれほど熱心でない客は複数回店に行くかどうかわからないし、財布も分厚くなってしまうからカードは捨ててしまうだろう。するとその客にとってはタワーレコードでCDを買うインセンティブは無くなる。かくして店側の作戦は崩れてしまうわけだ(何を隠そう私はタワーレコードに行くたびにカードを捨てていた。あのカードはいちいち住所氏名を書かなくていいから面倒じゃないのだ。それにCDを買うときはそのCDに値段相応の価値があると思うから買うわけなので、それ以上の値引きをしてもらいたいとは思わない)。
ところで、ビックカメラでポイントを貯めまくる人は、タワーレコードでも一定量たまったポイントカードを使わずにとっておくのだろうか。いやー、タワーレコードのポイントカードを使わずにとっておくなんて意味ねーと思うだろう。でもビックカメラのポイントを貯めるのも同じように変なことであるのだ!今日はそれを言いたかった。
実際は私が知らないだけで、ポイントを貯めれば貯めるほど何かいいことがあるのかもしれない。