青空文庫はどれもこれも古臭くて好きじゃないんだが、仕事中に読めるという点で重宝してる。RURというのを読んだが、これは「ロボット」という言葉が始めて使われた作品らしい。はっきり言っておもしろくなかった。いまやハリウッド映画でさえお目にかかれないくらい女の倫理観が低レベルなのと、ロボットに心が芽生える理由が書かれていない事が致命的だった。SFってそんなもんかもしれないが、ストーリーの肝となる部分で「なぜそうなるのかがわからない」とやっぱりつまんないわね。 
SFといえば南総里見八犬伝の簡易版がすごくおもしろかった。八犬伝って、国文学の授業で「勧善懲悪の物語である」と習っただけなのでつまんなそうだと思い込んでいた。簡易版じゃないやつがほしいが、岩波文庫でももう出版されてないらしい。