早稲田通りを走っていると爬虫類倶楽部という店を見つけて入ってみたら、めずらしい生き物がたくさんいて興奮した。カメレオンやイグアナが思っていたよりずいぶん小さかった。あれは子供なんだろうかな。
ツノガエルがかわいくて安かった。あやうく買いそうになった。でも固体は安くても、きっと室温を調節するのにかなりの金がかかるのだ。そのことに気づかずに買ってしまった人が、出費にたえきれずその辺に放してしまい生態系を乱すのだろう。しかしツノガエルはピクリとも動かなかったけど、あれでも生態系が乱れてしまうんだろうか。一瞬で殺されそうである。実際、他の生き物はみんな高そうな水槽に入れられていたのにツノガエルだけは動かないせいかブルーベリーのパックみたいな小さい容器に入っていた。
「一家に一匹ツノガエル!」って書いてあったけど、ほんとにあれはいいかもしれませぬぞ。つらいときにツノガエルを見て「こいつは気楽でいいよなあ」なんてヒーリング効果が期待できる。でもやがて人間もそんなに大差ないことを悟ることになるだろう。