自転車のことばかり考えている。夏はそんなもんだ。
完成車についていたサドルがいよいよ最後の日を迎えた。
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すでに4万キロ近く乗っているから、十分役目は果たしただろう。すりきれてボロボロだし、座ると軋む。
新しく買ったのは、ゾンコランというレース用サドル。私の自転車においてはもっとも高価なパーツかもしれない。多分ホイールよりも高いだろう。フレームはぎりぎり張り合えるくらいかも知れないが。
このサドルを選んだ理由は特にない。私は尻が痛いという悩みを持たない恵まれたサイクリストだから、実は何でもよかった。あまりレーシーじゃないデザインが気に入ったのと、座面が広いのでロングライド向けのような気がしただけ。
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昨日のツーリングはこのサドルを使ってみたのだ。はっきり言って最高だった。こんなに違うもんなのかと思った。きつい登りで尻を後ろに引いた姿勢の時にその違いがよくわかった。「お尻は僕にまかせろ」とでも言っているかのようで、すごく頼りがいがある。手で触ると座面はすべすべしているけど、ナイロン系の素材だとかっちりホールドしてくれる。私は体重が58kgくらいだけど、適度にしなる。引退したサドルも変形はするが、しなりというよりは「体重に負けた」感じがしていた。安物の完成車についているパーツはたいていそんな感じだねい。
サドルは値段じゃなくお尻との相性だ、とはいうけど、やっぱ高いものはいいぜー。