奈良にいる時くらいしかテレビを見ない。番組の低劣さは相変わらずだ。しかし天気予報のおねいさんが、ゴールデンウィークは晴れ全開であると報道しいていたことを訂正して、すまんがやはり雨は降るようだという旨の発言をしていたのは新鮮だった。
かつて天気予報というものは、予報がはずれても謝らなかったと思う。予報はあくまでも予報であるから、というのが謝らなかった言い分だったんだろう。でもそれじゃお前は何をして金をもらっとるんじゃという話である。責任が伴わない仕事なんて矛盾している。責任の放棄は仕事の放棄と同じことである。だから自分の予報についてはちゃんと責任を持って、もしはずれてしまったら正直に謝るべきなのだ。そうでなければ誰でも気象予報士になれる。
ゴールデンウィークの天気について謝っていたおねいさんはひとつの必然的な進歩だ。とりあえず、目についたテレビの進歩はそれくらい。