heppoco2005-11-23

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みそ汁
納豆
 
カップヌードルシーフード味
 
Google は独自性のあるいろんなアプリケーションを作っている。どれもがなかなかの出来ばえで、私なんかはちょっとひいきにしているのだけど。
その中で、Google Web Accelerator というアプリケーションがある。ネットサーフィンを高速にするためのものらしい。爆速だか快速だかの似たようなアプリケーションはすでにいくつも存在しているけれど、そういうのとはちょっと仕組みが違うようだ。Google の場合は自社のネットワークにあるキャッシュと利用者のキャッシュをうまいこと組み合わせてネットサーフィンを高速にするらしい。ヘルプを訳してみた(途中までだけど)。つたない訳ですまん。
 
1.Google Web Accelerator って何?
Google Web Accelerator は、Google の世界的なコンピュータネットワークの機能を利用するアプリケーションです。Google Web Accelerator の使い方はカンタン。ダウンロードしてインストールすることで、大量のウェブページを自動的にすばやく読み込んでくれるのです。
でも気をつけてほしいのは、Google Web Accelerator は今のところベータ版だということ。使用中に何らかの問題があったり、もっとよくするための思いつきを得た方は、Google グループまでお知らせください。
 
2.Google Web Accelerator はどんなふうに動くの?
Google Web Accelerator はウェブページの読み込みを早くするためにいろんな工夫をしています。以下のような工夫です
・ページリクエストは Google にある Google Web Accelerator の通信を制御するための機器を通して送信されます。
・頻繁に見られるページのコピーを蓄積し、それらにすばやくアクセスできるようにします。
・最後に見たページの変更がわずかである場合は、その変更部分だけをダウンロードします。
・特定のページを前もってあなたのコンピュータに取り込んでおきます。
・通信の遅れを減らすためにインターネット接続を制御します。
・あなたのコンピュータに送信する前にデータを圧縮します。
 
3.ダイアルアップ接続でも Google Web Accelerator を使えるの?
ダイアルアップユーザには劇的な改善は見られないかもしれません。Google Web Accelerator は今のところブロードバンド接続の読み込みをスピードアップするために最適化されているからです。
 
4.Google Web Accelerator はどんなウェブページでもスピードアップするの?
いえ、そういうわけでもないのです。セキュリティ上の理由により、Google Web AcceleratorHTTPSという手段で暗号化されたページはスピードアップしません(銀行の残高照会など)。なお、Google Web Accelerator はウェブページをスピードアップするだけであって、MP3やストリーミングビデオなどの大きなデータのダウンロードはスピードアップしません。
 
5.Google Web Accelerator を使うことでプライバシーにどんな影響があるの?
Google Web Accelerator は普段あなたがネットサーフィンをしているときにISPに送られるのと似たような情報ばかりです。
Google は暗号化されていないページ(HTTP(HTTPSではなく)というURLのはじめに付くやつ)の要求を受け取ることになりますが、それについてくる情報は、要求があった日時、あなたのIPアドレスなどの、あなたのコンピュータとの接続情報です。
・個人を特定できる情報(e-mail アドレスなど)を暗号化されていないページのフォームに入力したら、その情報を Google を通じて送信するサイトもあるかもしれません。あなたのコンピュータが前もって取り込んだりブラウズするために cookie を暗号化されていないサイトへ送信したら、そのたびに Googlecookie を一時的に蓄えることになります。が、それは性能をよくするために行っていることです。
・ページの表示をすばやくするために、Google Web Accelerator はあなたが一度も訪れたことのないウェブページも含めて、そのコピーをあなたのコンピュータの Google Web Accelerator のキャッシュに蓄えることもあります。これは現在訪れているページを特定するだけのブラウザのキャッシュとは別物です。お望みならば、こちらの指示に従っていつでもGoogle Web Accelerator のキャッシュを空にすることができます。
 
まあそんなんで、けっこう新しいというか実験的なこともやっているみたいです。お試しで使っているが、んー、まあ、速くなったような気もするけれど、正直ほとんどわからん。でも表示の順番がちょっと違ったりするのが興味深い。このあたりに効果が出ているのかなあ。
そういえば、数年前にどっかの高校生が従来よりも何百倍も速いブラウザを開発したという話をきいたことがある。その後どうなったのだろう。何百倍も速いというのはいかにもセンセーショナルだ。でも100秒かかっていた処理を1秒でできるようになるのならともかく、0.001秒かかる処理を0.00001秒に縮めたってたしかに100倍速くなってはいるが、体感速度としてはほとんど同じだ。インターネットの体感速度でボトルネックになっているのは、コンピュータの演算速度ではなくて通信速度だろう。もしくはサーバの処理速度だろう。だからブラウザを速くしたところであまり意味がないと思う。
Google Web Accelerator がいいなと思ったのは、通信のボトルネックであるサーバの性能を改善するためのアプリケーションだからだ。まあ、今以上速くなってどうすんだ、という疑問はあるが。