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明太子スパゲティ
- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1975/03/03
- メディア: 文庫
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話としてはまあ、そこそこ面白い。が、せっかく読心術が主人公なのに心理描写に深みがない。本の中でほとんどの登場人物の心理は性欲、憎悪、名誉、謀略で満たされているのだけど、人の心理ってそんなに単純なのかなあ。あまりに単純化しすぎてないかなあ。単純な心理ゆえに家族関係の構図も単純で、そこが物足りなさを感じさせるのだった。
それはともかく、読者にはもれなく読心術ができる七瀬の心を、七瀬に気づかれることなく読心できちゃうという特典付きです。メイドファンにはたまらない一冊でしょう。
焼豚チャーハン
あの伝統の赤チャートがソフトカバーになっているではないか!(これ)
赤チャートというのは、高校数学の参考書で、難しいと評判である。かつてはハードカバーで硬派で言葉少なで、これを読んでいるだけで賢くなったような気分にさせてくれたのにソフトカバーとはあなや。どうやら新過程だかで、内容から装丁まで一新したらしい。もへー。確かに内容までソフトになっているぽいなあ。
これはいかんとハードカバーの赤チャートを求めて丸の内の丸善へいったのである。
数IIだけあった。中身はやっぱり硬派で難しいけど、余計な解説がなくて、じっくり読めば実はとてもわかりやすく書かれてあって、下手な小説よりはぜったい面白いのである。懐古趣味で買ってしまいました。でも1400円てお買い得なのかなあ。神保町の古本屋に行けばよかったかも。アマゾンにはないらしい。
せっかくなのでよみます。
ごはん
みそ汁
仕事をしている人は多かれ少なかれ病んでいるようだ。
ある会社の知人から久しぶりのメールがきたのだけど、文面からして明らかに気力がない。どうしたものか。なんとか元気付けてあげたいと思うが、どうすりゃいいんだろうねい。
とりあえず「無職はいいぞ」というような返事しておいたが逆恨みされないか心配である。