ごはん
みそ汁
 
山梨県三つ峠山という1785mの山にいってきた。ルートは
富士急行線三つ峠駅→ダルマ石→開運山→木無山→霜山→天上山→富士急行線河口湖駅
朝5時半に家を出て、三つ峠駅についたのが8時半。朝早く出すぎたためか、中央線の快速がなかったのである。この時間帯の富士急行線は僻地独特のガラの悪い高校生がたくさん乗っている。あとの客は富士急ハイランドにいくのであろうカップルと地元民らしき高齢者が少々。二度と乗りたくない路線だ。
三つ峠駅からダルマ石までの5kmくらいはげんなりするような車道を登る。何のために車道であるのかまったく理解できなかったが、あきらめずに登る。ダルマ石は密教的な文字が刻まれた人工石だった。
ここからはようやく登山道になる。これがなかなかよかった。この山は天然記念物だか何だかで、杉だらけではなかったのだ。適度に岩が配置されていて、周りはブナだか何だかの林。ブナというのがどんな木なのかわからないが、天然記念物的の林はだいたいブナなのだと思う。赤や黄色の落ち葉がやさしかった。

あーそれかこの道がよかったのは霧がかかっていたからかもしれない。
次第に岩っぽい道になって、高度はずんずん上がる。やがて八十八大師というお地蔵さんのところへ着いた。この時点ですでにかなりの空腹でもうおにぎりを食べてしまおうかと思ったが我慢。ハンガーノック寸前だ。
ここからほとんど高度の変わらない道が続く。大きくてかっこいい岩がたくさんあったのでかなりのハイテンションになる。ここでスズメバチの巣を見た。写真の赤丸。

天然のスズメバチの巣は今まで見たことがなかった。
しばらく歩くと急に晴れてきた。

そしてチラと横を見ると、おお富士!

テンションは最高潮でここから山頂までは歌いながら登った。霜の上をサクサク踏んでゆく。ところどころに雪もあった。
山頂はNHKのアンテナがあるけれど、意外と気にならない。ここでようやくおにぎりを食べる。玉子焼きも作ってきたのだけど、味付けを忘れていてとってもプリミティブな味わいだった。まあ、山で食べるのだから丁度いい。
 
おにぎり
玉子焼き
 
山頂では南アルプスも見えてなかなかの展望。しかし今日は残念なことに、うるさいおばはんとおっさんがいたのでプラマイ3くらいだ。
下りはいつもどおりローテンションかつ無意識。天上山まで一気に下るとロープウェイ乗り場があった。人がたくさんいたけれどなぜかみんなダウナー系だ。平日の昼間にうろついている人はたいてい暇でダウナーなのかもしれない。
河口湖駅から電車で帰るかあ、さあキセルするぞーなんて意気込んでいたら、新宿行きの高速バス(京王)なるものを発見した。電車を使うと上野まで2500円かかるというのにバスならなんと1700円。しかも窓口で問い合わせて見ると2時間程度で着くというではないか。電車よりも安くて早い。
しかし窓口のおばはんは最悪だった。今週の日曜に甲府あたりの山に登る予定なので、新宿〜甲府までのバスはないか問い合わせて見たところ、
「さあ、知りません。あるんじゃないですか」
デヴィ夫人のようにふんぞり返ってエラソーに答えられた。アンタの会社の路線についてきいてるんだから調べろよ!調べてもわからないのならしょうがないけど、それならそうと理由を説明しろよ。低賃金の仕事でよくあんなエラソーに対応できるもんだ。一度死ねばいいと思う。
とはいえバスは快適でした。
 
ごはん
みそ汁