heppoco2005-10-15

ごはん
納豆
なまたまご
 

おもしろかった。「動物農場」という話。
農場に住んでいる動物たちが、自由を求めるために人間に反逆して農場をのっとってしまう。のっとるまではよかったのだが、動物たちの間にも権力争いや階級分離が生じてしまい、人間社会の幣悪として除去はずのもの、いつのまにかこの動物農場の機構の中に入り込んでしまうことになる。
わりと単純な話だけど、なんかよかった。
ロシア革命の風刺と言われているらしいが、たしかにそうだなと思う。独裁者がいて、抵抗勢力がいて、扇動される大衆がいる。しかし動物たちがもつ嘲笑、恨み、見栄などの気分は、ロシア革命に限らず人間社会につきものであるとも思う。また、そうした気分がちょっとだけ単純化されているところがいい味を出している。人間たちも結局この程度のものだよ、とあざけるかのように。
もっとも、こじつけで風刺として見る読み方はあまり好きじゃないし、そうでなくても楽しく読める。でもオーウェル自身「A FAIRY STORY(おとぎ話)」という副題をつけているのだから、これは風刺として読むのが妥当だろう。
図書館では対訳(英語と日本語が併記してある)しかなかったが、これがまたよかった。日本語でなくても読めるんじゃないかと思うくらいに平易な英語だから、「ここのページは英語で挑戦してみよう」「疲れたから日本語で読もう」なんて読み方もできる。
 
ごはん
ニラと卵の炒め物
サンマ
 
Canvas

Canvas

CDを買ってしまった。
物悲しいのにリズミカルな当世風ジャズ。こういうのは日本人受けしそうである。私も気に入った。
風の強い岬のイメージである。キューバ人のピアニストはこういう音をだすのだ。これはキューバ人に違いないと思って調べて見るとヒューストン出身らしい。自分の感覚はあてにならないかも。
録音がすごくいい。高解像度のアンプとスピーカーで鳴らせばきっと幸せになれる。私はヘッドフォンで我慢する。