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統計はこうしてウソをつく―だまされないための統計学入門

統計はこうしてウソをつく―だまされないための統計学入門

ここ1ヶ月で読んでいる本はすべて図書館で借りたものだが、これは買いたい。
「すべての統計が事実を克明に物語っているわけではない。統計はどれも、誰かがおこなった要約であり、複雑な現実を単純化したものである。よい統計は現実を単純化しつつも、その歪曲を最小限に抑えることができるだろう。しかしすべての統計は誰かが作るものである以上、作った人の主張を補足する形でバイアスがかかっていることが往々にしてある(意図の有無にかかわらず)。だから統計を扱うときには注意深くならないといけないよ。」
と、そういう主張をしている本。
読む前はまずい統計があることも知っているし、見抜き方も心得ているし、作り方もだいたいわかっているつもりだったが、この本のように丁寧に解説されてみると、実はちゃんとわかっていなかった自分に気づいた。特に4章の「リンゴとオレンジ−−不適切な比較」は目からウロコ。
統計は文系理系を問わずあらゆる分野に使われるもので、その重要性もかなり高く、必須の教養といってもいいと思う。にもかかわらずその作り方、見方、ウソの見抜き方をよく知っている人は実はとても少ない気がする。
統計の難しい理論は解説されていないので、四則演算とパーセンテージがわかればすらすら読めます。ビョルン・ロンボルグの環境本と併せて読むと吉かも。 
天ぷらそば
 
湯島を散歩していると、大きなオーディオショップを見つけた。秋葉原から本郷通りを少しのぼったところにあるRefino & Anheloという店で、調べてみると10月1日にオープンしたばかりだという。
入ってみると、明らかに100万円以上するシステムの音が店内のあちこちから聞こえてきて、それだけでテンションがあがる。試聴の環境もかなり整っていて、両スピーカーからきっちり等距離の位置にすわり心地のいい椅子が置かれている。試聴可能なCDはJポップ、ロック、ブルース、クラシック、ジャズなどいろいろ充実している。店員もいちいち話しかけてこないのがうれしい。私の身なりがジャージにジーンズにサンダルだったからかもしれないが。
私の知る限りでは、ここまでハイエンドでしかも入りやすいオーディオショップは他に見たことがない。マニアのおっさんなら、北海道や沖縄に住んでいる人でもこの店目当てに来るようになるんじゃないだろうか。
店内には900万円のスピーカーが置いてあった。Avantgarde の META PRIMO というらしい。一見バカみたいに迫力満点の音が出そうだが、意外とそうでもなかった。コンサートホールのスピーカーをちょっと上品にしたような音だ。好きな人は好きなんだろう。正直言って欲しくない。見た目が気になってしょうがないのだ。本を読みながら音楽を聴こうと思っても、ホーンから爆弾がとんできそうで落ち着かない。ちなみに Avantgarde というメーカーは1890万円のスピーカーを販売している。クリスマスプレゼントにどうぞ。
自分が買える値段でないと、ほしいとも思わないのだ。かなりいいなと思ったのは JM lab の Micro Utopia Be というやつである。JBL のミドルエンドスピーカーを明瞭にエネルギッシュにした感じ。静かなフリージャズが鳴っていたが、ドラムの張り具合までイメージできる程にリアルだった。すごい。下手なライブにいくよりもいい音が聞けそうである。
 
メロンパン