炊き込みごはん
肉なしシチュー
 
8時ごろに家を出、東京駅へ。自転車を分解して輪行袋に収納しようとしていたところ、鼈甲(べっこう)のめがねをかけた、いやに金持ちそうな夫婦が近づいてきた。
 
「ほっそいフレームだねえ。何キロくらいあるの?」
「9キロくらいです。量ったことないですけど」
「ふーん、やっぱり競輪の自転車と似ているねえ。20万くらいするんじゃない?」
「いえ、10万ちょいですよ」
 
私の自転車を見せると大体の人が実際の価格よりも安い値段(5万円とか)で値踏みしてくる中で、20万と見る人はけっこうめずらしい。さすが金持ちぽいところもあって、ものの価値をよくわかっている。しかし私自身、この自転車の買値は知っているけれども、いろいろ改造もしたし諸費用がどれくらいかかっているかは不明だ。案外、20万くらいかかっているのかもしれない。
 
8時50分発の新幹線に乗る。いつものように連結部分で立って景色を眺める。座席はかなり空いているが、座ると必ず何らかのストレスを感じるのでいやだ。隣の人の弁当が臭かったり話し声がうるさかったりするので。
しかし今日は連結部分でもストレスを感じた。クールビズをきめたサラリーマンが携帯電話をかけにひっきりなしに連結部分にやって来るのだ。しかも話している内容が極めてどうでもいいものばかりである。いちばん頭にきたのは電話を切る直前に「新幹線だと電波が悪いんで、大阪着いたら連絡します」ってやつだ。それならはじめから携帯電話つかうなバカタレ。電話さえしてたら仕事した気になっているのか。せっかくの出張で移動時間はサボれるんだからゆっくりしてなよ。
 
東京は快晴だったのに、富士山は雲がかかって見えず。東京に住み始めて一年半、富士山を見られるはずの機会は何度と無くあったが、今まで2回くらいしか見たことが無い。静岡はたぶん、年中曇りなんだろう。
 
京都から木津までは在来線を使う。途中、「風船がパンタグラフに引っかかった」ため15分程待ちぼうけをくらう。そのあいだひとりでいた女子高生が、立ったりしゃがんだり、日本史の教科書を開いたり私が持っている大きな荷物(自転車)をじっと見つめたりしていたのがかわいらしかった。
 
木津は涼しい。
 
3分間限定で犬の歓迎を受ける。その後、散歩へ。彼岸花がたくさん。
 
ミックスピザ
 
母親が帰ってくる。お遣いを頼まれたついでにその辺をウロウロ。スーパーには酒が無いので、ドラッグストアで発泡酒を買うのである。コンビニもなくなって不便になった。
 
ごはん
鶏の照り焼き
鮭の紙包み焼き