あんぱん
野菜チャウダー
トマトジュース
 
7時30分から自転車で池袋に行った。煙突を見たいと思ったのだ。
あのでっかい煙突は、ごみ焼却場だろうか。夕焼けの時間にいったらきれいだろうな。

もっといいアングルがあるはず・・・
 
かけそば
納豆
ヨーグルト
 
平日のまっぴるまから大家さんに遭遇してしまった。
 
「あら、へっぽこさん。今日はお仕事お休みですか?」
「あ、ええ、有給休暇です」
 
嘘をついてしまった・・・
大家さんに、無職になったことを伝えるべきかどうか。もちろん家賃さえ払っていれば、無職であろうと社長であろうとなんだってかまわないとは思うのだけど、なんか言い出しにくい。というのは、この大家さんは店子の身分とか職業をけっこう気にするタイプのように思えるからだ。
昨今の転職ブームは公然たる事実であって、無職だからといってそんなに特異な境遇であるわけではないことは大家さんもわかると思うが、次の仕事を探していないっつーのはやっぱりまずそうだ。そうなると初対面の「さわやかな青年ですね」(!)の印象がまるつぶれであるし、今度から会うたびに次の職は・・・と問われることを思うと、堂々と無職でっす、と宣言するのは、やっぱりはばかられる。職を見つけるもなにも、私はしばらく探す行為さえするつもりはないのであって、そんな心構えが後ろめたい気持ちもまるでないのである。
しかし嘘をついたのは後ろめたい。やっぱり正直にいえばよかったかなーと思っていると、
 
「へっぽこさんバナナいります?」
「は?」
「バナナ!」
「バナナですか」
「すっごくおいしいバナナなんですよ、余ってるからもってっちゃってくださいな!」
 
はあ、別にいらないけど、そんなに高いもんでもないだろうし、いただこうか。大家さんは車からバナナを取り出したが、なかなか大量である。うわ、やっぱりいらねーわ・・・
 
「2本持って引っ張ってください。硬いんですこれ」
 
こ、この量で2本余ってるだけか、意外と微妙な・・・
食べてみたが、ふつうのバナナだった。不味いバナナがあまり無いように、おいしいバナナもあまり無いんであろう。バナナは全部ふつーだ。ふつーだからバナナともいえる。うわ、うめー!これほんとにバナナかよ!というバナナに出会ったとしたら、そのとおり、それがほんとにバナナなのか疑ってかかるべきである。
 
さて、大家さんと遭遇するかもしれないことを考えると、昼間ぶらぶらと出かけるのもためらってしまう。したがって午後は軟禁状態だ。せっかく好き勝手な身分を手に入れたばっかりなのになあ。
といいつつぶらぶらしてきたけど。
 
鶏とごぼうの炊き込みごはん
ひじきと油揚げの煮付け
 
今日から秋になった気がする。朝晩は涼しくて、にちにちじゅう風が強かった。われわれの季節がきた!われわれというのはサイクリストとしてのわれわれであり、犬好きとしてのわれわれである。
季節の変わり目はどれも好きだ。夏から秋になるときは、夏の間もっと汗をかきたかったなあとちょっとさびしくなるのがよくて、
秋から冬になるときは、寒くなるってのにあったかい服がなくてTシャツを3枚くらい着るやばさがよくて、
冬から春になるときは、みんなうきうきしやがるにくたらしさがよくて、
春から夏になるときは、汗とニオイ対策がよい。なんだそりゃ。
 
あとどれくらい、半ズボンとサンダルで過ごせるだろう。