heppoco2005-08-30

会社の健康相談所に行ってきた。結果から言うと、私の心は健康である。そりゃそうだ。だって自覚ないもん。
それでまあ、正常な状態での決断ということで、退職が許可された。早速退職届を出してきた。8月31日付けで退職ね、といわれた。えーと、明日か!
さすがに早いのでちょっと動揺したが、望むところである。
 
決まったとなると、私のやる気の無さに腹を立て、目を合わせてもくれなかった上司が急にちょっかいを出してきた。蹴ったり触ったりしてくる。なんだ、私のこと好きなんじゃないか?カッターシャツでよければ第2ボタンだか第1ボタンだか知らないがあげようか?しばらくシャツ着ないし。
 
総務部の美人なおねいさんにも、退職の挨拶をしてきた。しみじみと語り合った。外で話をしようよ、といわれたときはドキドキした。「わたしもそろそろ身の振り方を考えないとなー」とかいっていたが、あれはなんだろう、遠まわしのプロポーズだったのか。
 
 
そんな妄想はさておき、来月からどうするかだ。どうするんだろう、自分。
とにかく節約しないといけない。CDを買うのも、本を買うのもひかえないといけない。まあそれも楽しいかもな。たくさんいいものを買ってきたし、じゅうぶんだ。
 
自分のやりたいようにやる、これしかないと思う。そうしたいから、やめたいやめたいといい続けてきたのだから。何をしたいのだろう。今は、何かを努力したい。徹底的に没頭したい。何に没頭するかは決めていない。まずはそれを決めよう。
そうすることで、これまでたくさん迷惑をかけてきた社内の人たちへの償いになると思っている。あいつをやめさせたのは正解だったねと思わせることができれば、最高じゃないか。あたなも私も間違っていなかったということになる。これぞ円満退社
 
 
まあそんな感じで、退職の届けを出したのであるが、実はまだ私を引きとめようとしている人がいる。ある部署の部長なのだが・・・以前その人とふたりで仕事をしたことがあって、えらく私を買ってくれているらしいのだ。私自身、あの仕事はとても楽しかったし、おおむね満足できる唯一の仕事だったと思っている。そしてその仕事が社長賞に推薦されているらしい。社長賞といえばあれだ、報奨金とかでるやつ。まだ受賞が決まったわけではないが、そんな名誉な賞に推薦されるほどの仕事をしたあんたをやめさせるのはもったいないよ、といってくれているわけだ。それか、仕事振りはともかく単に私を気に入ってくれているのかもしれない。その可能性のほうが高い。
 
いずれにしても、そういってくれるのはとてもありがたいことだとはおもうけれども、やっぱり引き止めてほしくはない。もう決めてしまったのだ。断る名目を考えるのもつらい。私はもう続けるかどうかで迷っているんではなくて、どうやってその引止めを拒否するかで迷っているほどだ。
明日その部長と話しをする。決して義理人情に訴えることなく、合理的な話をしたいと思う。すなわち、私はもう抜け殻だからもうお役に立てることはできないですよと、役に立たない人間をおいていても会社にとって何のメリットもないじゃないですかと、私の力を存分に発揮できるフィールドを探したいんだということを伝えるつもりでいる。うまくいくかどうか。やっぱりやめるなら円満のほうがいいからね。
 
それにしても、社長賞はどうなるのだろう。本人がいなくても受賞できるのかな。もし受賞できたら、賞金はみんなで山分けしてください。お金とか名誉とかに関心は無いけれど、受賞できたらいいなと思う。社長賞を受賞しながらやめるってなんだかかっこいいものね。