電話鳴る ぶどう剥く手の 居留守かな

ふつうのプリンタで金色などの金属の光沢は出せないが、じゃあなぜ出ないかというとなかなか難しい。RGBでも無理だし、CMYKでも無理だ。光沢は不思議なものである。雑誌「子供の科学」で、機械が光沢を感じ取れるようになったという記事が出ていたので、人間がどういうものに光沢を感じるのかは、いざ定義すると難しいのだろう。
金色は、色ではないのかもしれない。プリンタで金色を出せないのは、金色という色は、実は存在しないからではないか。いろんな色が組み合わさって反射しているときに初めてその光沢を感じることができる。だからある程度の大きさのものでないと光沢があることがわからないと思う。ということは、ものすごく小さな金色の点はありえないのかも。しかし金色はどんな色かと考えると、黄色に近い気がする。ものすごく小さな金色の点は、ものすごく小さい黄色の点にしか見えないということになるのか。