料理に関するいろんな本やWebサイトがあるにもかかわらず、意外と盲点の料理として野菜の素揚げがある。一切の味付けや下ごしらえをせずに、適当な大きさに切ってころももつけずに油で揚げるだけだ。これがおいしくて、最近はまっているんである。
葉もの以外はたいてい何でもいける(葉ものでもいけるのかもしれないが、試す気にならない。ほうれん草の素揚げ、レタスの素揚げ、とか、たぶんだめだろう)。トマトやきゅうりなどの水分の多いものは危なそうなのでたぶんやらないほうがいいと思う。やってみておいしかったのは・・・定番ではナスやかぼちゃ。他にはたまねぎ、しいたけ、にんじん、じゃがいも、ピーマン等のへヴィーデューティー系の野菜もうまい。中でも感動的にうまかったのは、ごぼうとレンコンだった。このふたつについては「ちょっと塩いるかも」という気すら起こさせないくらいに際立った風味がある。ポテトチップスなんかよりぜったいうまいよ。ごぼうチップスとレンコンチップスがコンビニの店頭に並ぶのも時間の問題だな。カロリーはじゃがいもと比べて低そうだし、食物繊維ありそうだし、きっと売れると思うなあ。何より味付けなしでいけるから商品開発費が安く浮くよ。