相変わらずジロ・デ・イタリアは大変におもしろい。今年は大会期間中のドーピングスキャンダルはないし、2008年のセッラみたいな明らかに異常な選手がいないからなんか安心して見ることができる。
ドーピングは難しい問題なのでどういう対策をうてば解決できるのか、もちろん私はノーアイデアなんだけど、ただひとつ思うのは、基準がちょっと厳しすぎるんじゃないかなあということだ。市販の栄養ドリンクや風邪薬でも禁止薬物にひっかかるくらいだから、選手たちはうかつに風邪もひいてられない。しかしそれなら選手たちは一般ピーポーよりもクリーンな状態で、あの想像を絶するような厳しいレースを戦っているわけなのだ。よくドーピングスキャンダルが起こるたびに、薬まみれのスポーツ選手なんて逝ってヨシ的な意見が出てくるんだけど、そう言っている私たちだってクリーンとは言えないのだ。
あなたはリ○ビタンDを飲んだことがあるか?あるのなら、あなたはドーピング違反をしたことになるのだ。