自転車シーズンというにはまだ1ヶ月くらい早いけど、体調がいいので山を走ってきた。小田原まで新幹線で、足柄峠と明神峠、三国峠、山中湖てなルートだ。ALPS LABでルート作りたいけど相変わらず重いのでやる気がうせた。
ぜんぜん下調べもしなかったから峠の難易度やそもそも舗装されているかどうかさえわからなかった。結果的には全舗装でよかった。
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足柄山はぽっこりした独特の山様で、金太郎伝説ゆかりの山だそうだ。足柄峠はちょうどこの山の横を通過する形になる。交通量はかなり少ないのに、ずっと2車線という予想外の整備具合だった。斜度は平均10%くらいかなあ。こないだ買った23Tのスプロケだと危うく止まりそうになった。終盤3キロくらいはかなりきつく、12%と14%の看板を見つけたときは実はスプロケのせいというよりは単に斜度がきついだけだと判明した。頂上手前では斜度15%の看板もあった。
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富士山の見晴らしがとてもよい。
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次の明神峠から三国峠はさらにすごい斜度だった。もう序盤から13%くらいの坂が続いていて、これもたぶんはじめだけのはずだいつかは楽になるはずだと期待していたのに、楽になるどころかどんどんきつくなっていく。斜度の看板でも13%や15%は当たり前で、最大ではなんと18%という表記があった。こんな道、雪が積もったらスキー場にするべきだと思う。
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18%つうと東京だと麻布の路地や目黒(だったかな?)の駅ちかくの坂よりもたぶんきついだろう。しかもそれが何キロも続いてるわけだからキンニクニキクーどころではない。時速5キロでもつらい。山岳派として情けないことに4回足を付いてしまった。埼玉の有間峠を抜いて、この明神峠が私の知る中ではキング・オブ・峠に認定された。
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結局楽になったのは頂上付近の約1キロくらいだけだった。しかもそれすら10%(10%が楽に感じられるという貴重な体験ができた)だからふもとからの平均斜度は12%は軽く超えるだろう。もし歩道を作るなら階段が設置されてもおかしくない。ツールドフランスの超級山岳コースってたしかこれくらいだったはずだ。こんな道でレースをするなんて、自転車選手ってほんと変態だよな。
明神峠から三国峠を越えて、山中湖に向けてちょっと下ったら突然、山中湖と富士山が姿を現した。
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事前の下調べをしていなかったからこんな景色を拝めるとは知らず、びっくりして、あまりにもきれいだったのでぶわっと涙が出た。おおー、早くも今年の初泣きをきめてしまった。峠がつらかったから余計心にひびくものがあったんだねえ。
変調サングラスが真っ黒になってしまうくらい日差しの強い日でした。
本日の走行距離:118km