ディジーガレスピーみたいにほっぺたを膨らませて吹くのは、正しくないトランペットの吹き方だそうだ。彼はスーパープレイヤーだから許されていたんだろう、とのこと。
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なるほど。はじめこの人の写真を見たときは「嘘だ」と思ったもんな。なんか熱帯雨林に生息してる鳥の求愛行動を連想してしまう。きっと上手いから許されるんだ。もし下手だったら直すべきはおまえのほっぺただと先生に怒られるのだろう。あとトランペットを曲げるなと。
最近はそうでもないかもしれないけど、ジャズのスーパープレイヤーは変な演奏をする人が多い。ドンチェリーもほっぺたがゴムみたいに膨らむし、マイルスは電化後に真下を向いて吹いていた。ピアノでは、キースジャレットのアヒル声が年々ひどくなっていて「あれさえなければキースは最高なんだが」と言う人がいる。確かにそうかもしれませぬ。
つくづくジャズは芸術なんだなあと思う。単にサウンドがすばらしいだけじゃ芸術にはならんということだ。
"gillespie cheek"で検索したらこんなん出てきた。かわいい。
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