海を見ながら自転車通勤時の服装から仕事着に着替えている最中に、知らないおっさんに声をかけられて新興宗教のパンフレットを差しだされた。
「このようなパンフレットを配る活動をしているのですが、よろしければ受け取っていただけませんか」
「すみません興味ないです」
「そうですか。あの、自転車か何かできて着替えていらっしゃるんですか」
ああん、着替えていることに言及されるとさすがに恥ずかしくなってきたわ。そのときまさにパンツマンだったのである。明日からまた顔を合わせる可能性を考えると、ここで着替えにくくなってしまうではないか。
それにしても、信心深い人は自分の信じていることを恥ずかしがらずに言えるんだな。信心深くない我々も見習わなければならない。