今住んでいるマンションは、坂の下から始まっているから坂の上の方にあるこの部屋は道路と同じ高さだけど4階であるという独特の形をしている。正面玄関から見ると、うちの部屋は1階みたいに見えるけど実は4階なのだ。前の道に車がとおると、車と同じ高さに部屋があるので、その風によってドアがガタっと音を立てることがある。
前に住んでいた女性が、この部屋には霊がいるといって出て行ったのは、そのガタつきが霊の仕業だと思いこんでいたのかもしれない。そんなアホな人がいるわけがない、かな?いやいや、霊の存在を信じ込んでしまっている人ならそれくらいの思い込みはあってもおかしくないのである。霊がドアを開けようとしてガタガタいわせてるわけだ。いやはや・・・。その思い込みのおかげで家中に塩をまかれたり、夜中でもけたたましくドアを開け閉め(「霊が入ってくるから」といっていた)されたわけか。なんともあほらしく、迷惑なことであるよ。
霊の存在を信じるかどうかは個人の自由でいいと思うが、いないと思って生活していてもなんら不便はないのである。いると思って生活していても、なんもいいことないぞ。