子供のころから世間で起こっていることに対して無関心だった。大人になれば少しは興味が出てくるかと思ったら、ますます薄れる一方だ。ひとつずつ年齢を重ねるにつれて理屈っぽくなってゆく程、ニュースを見る意味がわからなくなってくる。
人はなぜニュースを見たがるのだろう。このことについて、納得できるような答えはおろか、疑問を投げかけている人すらほとんど見たことが無い。唯一、山形浩生が同じような問いかけをしているのを読んだことはあるが、それですら最新のニュースを見る意味はないんじゃないか、というものだった。うろ覚えだけど、彼自信はタイムリーなニュースはみないけど週間とかある程度まとまった期間で見ていればじゅうぶんだ、という意見だったと思う。まあ彼は評論家だから世間の動向はある程度わかっておく必要があるということなんだろう。でも評論家でもない一般の人がなぜニュースを見たがるのかはやっぱりよくわからない。
結局それほどみんな暇だということなんだろうか。まあそういった暇な人たちがいろんな不祥事とかを監視してくれているおかげで、住みよい世の中が維持されて、私ものほほんと生活できているわけである。感謝しなければならない。・・・だからみんなニュースを見よう!