2日目。
1日目はだいたい計画どおりのルートをきた。2日目はぼんやりと奥只見湖までいけたらハッピーかもとは思っていたが、距離的にちょっと無理がありそうだ。宿の主人にそんな話をしていたら、この宿の付近で風光明媚なところをあれこれ教えてくれた。まあ教えてくれなくてもこの辺はどこへ行ってもよさそうではあるから、逆にあまり期待せずに聞いていた。
牛が好きなら牧場へ行くといいだろうということで、近くに牧場があることを教えてくれた。地図上で見るとすぐ5kmくらいのところ。そしてそこを超えると秋山郷というちょっと観光地っぽい村があってそこをすすめられた。私は観光地には興味ないが、地元の人だから紹介するとしたらそうなってしまうんだろう。まあせっかくだから秋山郷を通って津南へ下り、去年通った魚沼スカイラインを越えて越後湯沢から上野まで新幹線、というルートに決めた。

実際牧場に向かってみると前日の野々海湖までの登りに匹敵するくらいにタフで、サルは出るわリスは横切るわヘビは這うわのアニマル道中だった。しかも5kmに見えたのはかなり省略された概念図の直線距離であって、実際はヘアピンカーブがてんこ盛りで、結局は10kmくらいは山道だったと思う。
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こんな道では徐行しないほうが無理だ。このすぐ上に広大な牧場はあったけど牛はいなかった。帰ってからALPSLABを見て分かったのは、ここは標高1,000m以上あるらしいという事。いろいろとだまされながらたどり着いたわけだが、牛はいなくとも広大な風景と静寂の中で気分はよかった。
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またひそかに恒例のカーブミラー記念撮影。
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秋山郷をちょっとくだったところにある土産物屋で食べ物を物色していると蜂の子の瓶詰めを見つけた。ウジムシみたいな幼虫とか、成虫になりかけの蜂がぎっしり詰まっている。鉢の子チャーハンというのはきいたことがあるが、これをチャーハンにするのか。この瓶で1,300円もするからすごい贅沢なチャーハンだ。帰ってからビールのつまみに恐る恐る食べてみると、どうってことのない味だった。何に似ているのかわからないが、何かに似ている。匂いは若干虫くさいかもしれない。でもまずいわけではなくいたってふつうで、むしゃむしゃ食べられる。ゲテモノに分類されるものだろうけど、まあこんなもんだろう。チャーハンにするのは価格的にもったいない気がする。
本日の走行距離は83km。距離は短いながら、予想外の山道がいくつかあったせいでひざが痛くなった。