残業はしてはいけないことである。定時帰りは正義である。みんなそれを忘れかけている。今の勤務先では水曜日が「早帰りの日」ということで、18時に消灯するぞというアナウンスが流れる(もちろん実際には消灯されない)のだけど、でもおかしいじゃないか!早帰りなら、定時の17時30分よりも早く帰らせてくれるんではないの。定時に帰るのは規定上当たり前のことであって、早帰りなんかではない。
情報技術関連の仕事にしては、私はかなり残業が少ないほうである。月の残業時間はおよそ10〜20時間くらい。今月なんて10時間いかないかも。
これを言うとうらやましがられることが多いのだけど、でもそれはもともとそうだったのではなくて、改善活動をした結果そうなったんである。ある作業はもともと2人がかりで2日くらい徹夜しなければならなかったが、私1人が1日でしかも定時帰りでできるくらいにやり方を変えた。おまけとして品質も向上させた(効率のよさは品質の向上も生むのだ)。
いくつかのそういう活動の成果として早く帰られているわけだが、しかし世間のサラリーマンは、その減った分を別の仕事にあてられたりして、結局早く帰られないという理不尽な扱いを受けている。私と他の人とが違うところはそこにあると思う。私のチームのおっさんたち(この人たちはかなり残業多い)はそういう理不尽さをよくわきまえていて、残業が減ったからといってその分の仕事を押し付けてこない。その点ではよい環境で仕事をしていると言える。