つらかった冬も終わり、メダカたちがまたのびのびと泳ぎだした。冬の間は泥の下にもぐりこんでいて、生きているのかどうかも、本当に鉢の中にいるのかもわからない状態だった。
餌やりはしているが、鉢はぜんぜん手入れしていなくて、ちょっとここに写真を載せることすらはばかられるくらいに汚い。それでも無表情で生きているのってすごい。ちっぽけな体にしては大した生命力だ。自然界では絶滅しかかっているというのに。