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遺伝的プログラム論 人間は遺伝か環境か?――遺伝的プログラム論 (文春新書)
- 作者: 日高敏隆
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/01/20
- メディア: 新書
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要するに遺伝的プログラムというのは、大枠を決めているだけ(p142)
そしてどんな個性が具現化していくかは、育ち(環境)による、と。んなこたあはじめからわかってるわい。したがって読む価値なし。
日高敏隆の本はいくつか読んできたが、この人は本に書けるような研究の成果よりも、不思議に思っていることやちょっとした思い付きのほうがおもしろかったりする。たとえば人間は集団で育つように遺伝的にプログラムされている、と主張する一方で
どうしてみんな一軒、一軒の家に住んで、さらに団地の一室に住むようになったかというのは、よくわからないんです。(p164)
おお、それは確かに。まあ私は人間が集団で育つ生き物というところからして懐疑的なので、この疑問はちょっと受け入れがたいのではあるけど。