heppoco2005-10-23

ざるそば
 
フランダースの犬を読んだ。悲劇過ぎて滑稽だなあ。
昔テレビアニメでみたときの記憶では、金持ち(粉屋)に不当なそしりを受けたことが悲劇の発端だったはずだが、今日読んで見るとちょとちがった。少年(ネロ)が絵描きを目指したことと、金持ちの娘(アロア)に惚れてしまったことがまずかったようだ。
パトラッシュなる犬はブービエ・デ・フランダースという犬種がモデルになっているらしいです。
 
ざるそば
 
はあ、ざるそば食いすぎだ。実家から米が届かないので。
 
抱かれ枕を見つけた(ページの下のほうに絵あり)。愛用者は着せ替えとかして遊んじゃったりするんだろうか。
抱き枕というと、足でも挟めるようにけっこうな長さがあると思うのだけど、これは上半身だけだな。なぜだろう?もっと言うなら全身タイプがあってもいいのでは。
まあ、全身だと枕どころじゃなくなるんだろう。
 
その辺の人たちをボケーっと眺めていて気づいたが、みんな秋の装いになっている。ジャケットのようなものや、トレーナーのようなものを着ている。
ホームレスと思われる人ですら、ジャンパーを着ていた。Tシャツでうろついているのは私だけだ。さすがに半ズボンではないけど。
秋は寂しい季節だ。
 
ミートスパゲティー
 
なんかずっとフランダースの犬のことを考えている。なぜだろう。
悲しかったのだろうか。確かに悲しかったけれど、安い悲しさである。にもかかわらず、子供向けのお話としては圧倒的な訴求力を持っていたように思う。
たとえば少年(ネロ)が聖徒際という催し物から撥ねられた件について、少年がおじいさん(ジェハン)に自身の不幸な事実を知られまいとするシーンで以下のような記述がある。
 
「今日はアロアにゆかりの深い聖徒祭じゃないか。」
 その晩小屋の隅っこのベッドに横たわっていたジェハンじいさんは言いました。

 少年は、そうだという身振りをしました。ネロは、おじいさんがそんなにちゃんと憶えてなくて、記憶がもっとあやふやだったらいいのに、と思いました。
 
これは何か、ジェハンがもうろくしている事を期待していたということか。誠実な少年としてあるまじき心理だなと。
そういう細かいところで考えさせられるところが多かった。訴求力というほどのものでもないか。意外とおもしろかったな、と思うしだいです。