死者の奢り・飼育 (新潮文庫)

死者の奢り・飼育 (新潮文庫)

いしいしんじの「ポーの話」と平行して読んでいるもの。
暗い。文学者つうものはなぜこんなに暗いのか。
文学者が本来の人間の姿を追求し、それを描くものだとすれば、やはり人間はもともと暗い生き物だから、こんなかんじになってしまうのだろう。
 
にしても暗い。私は暗いものがすきだけれど、暗い中にも笑いの要素がないと退屈してしまうよ。
寝る前に何気なく読めるのがいい。宮部みゆきみたいに。
今は何らかの思想を求めて本を読んでいるわけじゃなくて、単に活字欲が増してきたから読んでいる。だから宮部みゆきくらいがちょうどいいんだろう。
「ポーの話」は50ページくらいしか読んでいないがそこそこおもしろそうだ。