2日連続で0時ごろの電車に乗った。
今日は金曜だからか、出勤時よりも異常に込んでいてもううんざり。
電車に乗ることはかっこ悪いことだ。それはみんなわかっているかい。
 
鉄の箱に運ばれるのって気持ちがいいか?それは自動車に対しても言いたいことだが。
 
いつからか急に、エスカレータも嫌いになった。なぜ嫌いなのかちょっと説明しにくい。動く階段に乗って、人間が規則正しく並んでじっとしながら上昇していく様が、なんとも名状しがたい感情を引き起こす。「そこまでやるか?」という感じに近い。そういえば、降りるエスカレータがそんなに嫌じゃないのはなぜだろう。
 
坂があるのなら、階段を作ればいい。階段があるのなら、それを登ればいい。なぜそこに動く階段が必要なのか。体が不自由な人のためか?それは違うだろう。
君は下にいるのなら、自分で上に登りたくないか。なぜ自動でのぼる必要があるのか。・・・うーん、これもちょっとちがうかなあ。エレベータは嫌いでもないし。
  
「並ぶ」ことが嫌いなのかもしれない。確かに誰もいないエスカレータに対しては大した嫌悪感を抱かない。乗らないけどね。
 
 
そういうことを考えていると、自転車の楽しさは存外のものだ。
人力なのにあんなに速く走れる。たしかに上り坂はきつい。向かい風もきつい。でもそれは理不尽ではないのだ。上り坂は「ある」のだし、向かい風も「ある」のだから、仕方がないことなのだ。
仕方がないことは、受け入れることにしようじゃないか。上り坂があるなら、息を切らして登ろう。向かい風があるなら、うつむきながら進もう。目的地が遠いなら、時間をかけて行こう。そうしたくないか?
交通渋滞や通勤ラッシュは仕方がないこととは思えない。あれは「理不尽」だ。エスカレータの存在だって、仕方がないこととは思えない。やっぱり理不尽だ。
 
以上が終電における断片。