ノーベル賞はそろそろ個人だけを対象にするのは無理がある気がするなあ。大昔ならともかく、今の世の中では一人の力でできることは限られている。受賞者がよく「今まで支えてくれた方たちのおかげ」と言っているのは実際そうだからだろう。でも平和賞だけは国境なき医師団とかの団体が受賞することもあるようだ。

近所の公園でルリビタキのメスが飛来していたのだが、水浴びにちょうどよさそうなところがスポットらしく、その周りに撮影目的の鳥ファンが大勢取り巻いていた。距離はだいたい15mくらい。近づき過ぎだよなあ。鳥の種類や、おかれている境遇にもよるけど、この距離が許容できるのはハト、カラス、スズメ、一部のカモくらいじゃないか?しかも大砲のような望遠レンズを多数の人から向けられるのだから、鳥にとってのストレスはかなりのものだと思う。もし近年、渡り鳥の飛来数が減っているのだとしたら、皮肉なことにその原因の一部は鳥ファンにあるのかもしれない。
あと数の少ない鳥ばかりに注目するのもどうかと思う。ルリビタキが一旦去って、私は空いた時間にモズを見ていた。すると「何がいるんですか」と聞かれたので「あそこのモズです」と答えると、「なんだモズか」という。私はモズが好きだし鳥は全部好きなんだよ悪いか。モズでがっかりする人は実は鳥が好きなわけではなく、単に珍しい鳥が好きなだけだ。Birder(バーダー:鳥を見る人)を名乗るなと言いたい。もっとひどいのは、「遠いけど、あそこにカワラヒワがいますよ」と教えてあげると「え?ありゃあ遠すぎてだめだ」って、信じがたいことに見ようともしない人がいる。ちなみにカワラヒワはわりとどこにでもいる鳥だ。珍しい鳥だけが好きで(好きですらないかもしれない)、写真に写る範囲の鳥だけが好きという。。。あきれてしまうよ。

一泊二日で静岡の麻機というところへ鳥を見に行った。二日間で見た鳥はトビ、ミサゴ、コチドリハクセキレイ、カワウ、オカヨシガモ、クロハラアジサシ、コサギダイサギキジバトムクドリカルガモヒヨドリセグロセキレイ、ケリ、スズメ、ハシボソガラスアオサギ、モズ、ツバメ、オシドリアカハラ、クロジ(?)、アイガモ、カイツブリカワセミ
なんと靜岡ではカラ類を一羽も見なかった!所変われば鳥変わる。モズがすごくたくさんいて、オスが二羽並んでいるところさえ目撃した。たくさんいすぎて縄張り争いを諦めているのだったりして。ツバメはもはや東京では見なくなったが、1日目の午前中には電線にたくさん止まっていた。でも2日目には一羽もいなかった。渡りの途中だったのかも。クロハラアジサシは地元の人によると10月1日ごろから来始めたという。カイツブリは時折水上でめっちゃめちゃ速いダッシュをするのでファンになった。カイツブリってカモじゃないんですってね。

今週末が3連休だとは、油断していた。土曜日と日曜日は静岡へ鳥を見に行くので、Yahooロコでホテルを予約した。Yahooロコはあれだな、ホテルで検索するとラブホテルも表示されてしまうからうっかり予約しそうになってしまう。人ごみが嫌いだからできるだけ繁華街を離れた場所にあるホテルをチェックしていくのだが、そういうとこは軒並みラブホテルだから辟易する。まあ別に、一人で泊まっても問題はないのだけど。
今回私が宿泊するのは「オレンジホテル」。格安のビジネスホテルのはずなのだが、このネーミング・・・。安ければどっちでもいいよ、もう。

2ヶ月くらい、鳥はずっとヤマガラばかり見ていたが、他の鳥がどうしているかも気になってきた。そろそろ冬鳥が渡ってくる季節でもある。
静岡の干潟にでも行って、一日中シギやチドリなどの海鳥を眺めて、民宿に泊り、朝早く起きてまた鳥をみて過ごすなんてやってみたい。のんびり見るなら海鳥だよなあ。野山の鳥はなんだか忙しくて長時間見ていられない。思い立ったら次の連休はそうする以外なくなってきた。

終わりなき日常にささやかな彩りを。「はじめてxxをしたよ!」って1週間に一度でいいから言えるような生活にできればと思う。
ぜんぜん敷居は高くない。はじめて永谷園の麻婆茄子で麻婆茄子を作ったよ!程度のことでいい。それを1億2000万人がそれぞれ違うことを毎週やると、世界が少し良くなるような気がする。少なくとも悪くはならない。
私は今日、はじめて自転車レースに出ました。3時間の耐久レースで、110組くらい?の出場のうち、5位だった。賞状なんてもらったの、いつぶりだろう。5年くらい前に、社長賞みたいなやつをもらって以来だな。

ニュースサイトや解説サイトでYouTube動画の埋め込みがよくあるけれど、動画はめんどくさいから見たくないのだ。なんか文字や静止画よりも動画を尊重するような風潮があるが、映像は補足程度にすべきであって、メインはやはり文字や写真にしたほうがいいと思う。