岩手の八幡平で開催された全日本自転車選手権ロードレースを観戦してきた。結果は、別府選手が勝ったといえばそれまでなんだけど、内容的には圧勝だったと思う。序盤の逃げグループに追走で追いつき、逃げグループを引き、メイン集団に吸収されたあとも集団の前方で展開し、ラストの登りゴールを制してしまうという。1人で5人分は働いた。私は実は別府選手を実際に見るのは初めてだったんだけど、ここまで強いとは思わなかった。もう最強です。今回のコースでは特にそうだ。どっちかというと日本のチームを応援していたが、ちょっと太刀打ちできないねえ。期待していた佐野選手も別府選手並みに働いていたが、最後にちぎれてしまった。ああ、もっとレース展開や他の他の選手について語りたいが、私が語る意味もない。しかし自転車レースはおもしろいなあ。
ついでに盛岡を観光してきた。震災の爪痕は・・・ぜんぜんなくて拍子抜けした。よーく見ると屋根を修理している家があちこちにあるんだけど、それすら見つけようと思わなければまったく気にならない。もちろん「がんばろう東北」的なポスターは東京より断然多くて、当地ならではの真に迫った感じもあるんだけど、なんというか、それも自分たちを鼓舞するためのメッセージではなくて、盛岡は「応援する側」であり、「助ける側」であるのだ。実際、盛岡は被災難民の受け入れをしていたりする。とはいえ、目に見えにくい経済的な部分ではやはり深刻なのだろうと思うけど。
おもいっきり津波を受けた本当のコアな地域以外は、ぶらっと観光に行ってもまったく迷惑ではないどころか歓迎してくれるので、行こうかどうか迷っている人は遠慮せずにどんどん行けばいいと思う。三陸で採れた魚介類もちゃんと出回っている。漁業って再開してんだね?なんかすごい不思議なんだけど・・・まあいいや。とにかくめちゃめちゃうまかったよ。