本屋で「ホビー」の棚に行くと、鉄道や戦闘機やフィギュアなどの本ばかりが並んでいる。中学生のころは「ホビー=趣味」というふうに習ったので、趣味というには本屋のホビー棚は特定分野に偏りすぎのような気がしてゐた。
でも考えてみると、外人さんはあまりhobbyという言葉を使わない気がする。といってもオンラインゲームでしか外人さんとまともに話したことはないけど、彼らは趣味について話すとき、My hobby is・・・ではなく単にlikeと言っている。I like this gameは「このゲームが好きだ」というよりは「このゲームが趣味だ」というニュアンスの発言のように感じた。どっちかというと日本語の「好き」にあたる言葉は、likeよりもloveの方がちかい。I love this gameは、「このゲームを愛している」ではなく「このゲームは最高だ」みたいな感じだった。もっとも、loveは異様に使用範囲が広くて私にはあんまりわからないんだけど。まあ日本語の「好き」もかなり広いわな。
だから・・・「ホビー」は鉄道や戦闘機やフィギュアのことで別にかまわないのではないかと今は思う。「マニアック」をちょっと人当たりよくしたような意味が「ホビー」である。本屋に「マニアック」っていう棚があったらやっぱりかわいそうだもんね。