地球温暖化は悪い面だけが強調されているから信用ならない、という話は過去に何度か書いた。
しばらく世間の言説についてまったくといっていいほど無知だから、地球温暖化の議論が今どうなっているのかぜんぜんわからない。だけど、「今の生態系」がくずれてしまうから地球温暖化はだめなんだ、という議論はまだあると思う。氷が解けてシロクマが全滅してしまうぞ、とか。
その話の真偽は私にはわからない。でもそれがなぜだめなのかという説明は相変わらず無いんじゃないかと思う。
もちろんシロクマがもし絶滅してしまったら、たとえそれによって誰一人不利益をこうむるのでなくても、悲しいだろう。私だって悲しい。でも、暖かくなった環境に適応する形で、新しい種が進化するんじゃないだろうか。今までずっとそうだったように。それは、歓迎すべきことではないんだろうか。シロクマが絶滅する悲しさと同じくらいに、新しい種の誕生はうれしいことのように思う。