朝に信貴山へランニングする以外はやることがないので英語の名演説集みたいなやつを読んでいた。
リンカーンゲティスバーグアドレスがすばらしい。探せばいくらでも日本語訳はあるけど、やっぱりどれも原文にはかなわない。
でも原文はすっげー読みにくい。当時のアメリカ人はこれをスピーチで一回聞いただけで本当に理解できたのかと疑ってしまうくらいだ。私なんてじっくりよんでもわからない構文があるというのに。ネイティブってすごいんだな。
でも、日本語のスピーチを聞くときでもその隅から隅まで理解できていることって、実はあまりない。意味はちゃんと理解できていなくても、なんか勢いのようなものだけが伝われば、たぶんスピーチとしてはOKなのだ。リンカーンの演説を聞いたアメリカ人も、「おおー、なんかわかんねーけど万歳!」みたいなことを叫んでいたかもしれない。