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今年第一回目の自転車ヒルクライムツーリングは秩父の有間山。

総走行距離は80kmくらい。標高差は1,000mちょい。飯能から有間ダムまでの道は70号線と299号線を間違えた。70号線なんて期待していなかったけど、入間川が思いのほかきれいでよかった。有間ダムも水がきれい。

ダムの上は広くて、自転車も車も通れる。ノーヘルのおっさんツーリスト2人組みと挨拶を交わした。

ここからひたすら有間山を目指して10km程の山道を行く。久々の山登りは苦しい。前日の雨の影響で、滝の水量が増えているらしく見ごたえがあった。こういうのが道端にいくつもある。

この峠は路面がデコボコしていて砂利もあるし、必ずしもよい道とはいえないが、車やバイクがほとんど通らないので自転車的な環境は埼玉の中でもかなりよいほうと思った。飯能からいけるので手軽だ。そのうち誰かをヒルクライムに誘うことがあったら（たぶんない）まずはここにしたい。

次の写真が峠と思われるが、何も標識がなかった。ヒルクライムの楽しさとして「登りきったときの達成感」をあげる人が多いが、それは半分うそだと思う。登りきったときよりも、登っているときの瞑想状態と筋肉のパンプアップを楽しむものだと私は思う。そういうわけで峠自体は別にどうでもよいのでカロリーメイトを2本食ってすぐに下りた。

往路はサイクリストがぜんぜんいないので妙だと思ったが、復路で何人もすれちがった。中に女性が1人で上ってきたのは驚いた。しかもかわいいしスタイルもよい。そして私と競争したら負けてしまうかもしれないくらいに速かった。すっげー。ああいう人がもっと増えてくれたら、世間のスポーツ自転車に対する見方も変わるだろうな。