車道を自転車で走るときは、左端を走らなければならないと法律で決められている。でも杓子定規に守る必要はないと思う。
たとえば路上駐車しているヴォケの車がある場合は、車道の右側にふくらんで走らざるを得ないときがある。
下の絵で、四角いのが路上駐車のヴォケであり、矢印が自転車の進行している様子だと思ってほしい。自転車乗りでよく見かけるのが、路上駐車のヴォケが下の図のようにちょっと間隔をあけて配置されている場合に、わざわざ蛇行するように車道の左端を走ろうとする人である(黒矢印)。
これは法律的には正しい走り方かもしれないが、結果的に蛇行する形になるから、後方から走ってくる車にとっては怖く感じると思うし、クラクションを鳴らされる可能性大である。私はというと、この図のような場合には左端を走りはせずに、間隔が200mくらいまでなら直線的に走るようにしている(青矢印)。たぶんこのほうがクラクションを鳴らされる可能性は低いし安全だ。

というか、そもそもクラクションを鳴らす余裕があるならブレーキをかけろというのだ。無意味にクラクションを鳴らしている車を見かけたら「あの人が誰にも迷惑をかけずに死にますように」とお祈りしよう。みんなでお祈りすればきっと願いはかなうはず。