ごはん
さんま
オクラ納豆
 

さっちゃんはね
さちこっていうんだ ほんとはね
だけどちっちゃいから
じぶんのことさっちゃんて よぶんだよ
おかしいな さっちゃん

この歌、ずっと意味がわからなかった。なぜちっちゃいからさっちゃんと言うのか。
初めてこの歌をきいたときは、「さっちゃん」という言葉が「小さい」ことを意味するのかな、なんて思っていた。でもそれが「おかしい」とはこれいかに。
改めて考えてみると、もう少し大きくなれば「さちこはね」と自分の正しい名前で自分のことを呼ぶようになる、というだけのことなのだな。まあたしかに小学校高学年くらいの女子が自分のことを「さっちゃんはね」と言うのは、あまりありそうにない。自分のことをあだなで呼ぶのはせいぜい低学年までだろう。ゆえに「ちっちゃいから じぶんのことさっちゃんて よぶんだよ」というわけだ。わかったようでわからん。
釈然としないのは、小さいからさっちゃんとよぶという論理である。いくら小さくても自分のことを「さちこ」と呼ぶ子供がいても別に変じゃないと思うのだ。そればかりか、小さい子なら自分のことを「さっちゃん」と呼んでもなんら差し支えないのである。それなのに小さい子を相手に「さっちゃんと呼ぶのはおかしい」と結論付けるから意味がわからなくなる。おかしいというのなら、もう大きいくせに自分のことをさっちゃんと呼んでいる子に対して言うべきだろう。つまりこの歌は逆なのだ。
まじめに考えすぎか?