コロッケパン
あんぱん
 

穴  HOLES (講談社文庫)

穴 HOLES (講談社文庫)

こども向けの本だが、構成の緻密さは大人でもじゅうぶん楽しめる。細かいところまで実によく練られた力作だあ。
ハリーポッターみたいに英雄願望むき出しという意味でこども向けなのではなく、本もけっこうおもしろいじゃん!と気づかせるにはうってつけ、という意味でこども向けだ(なんじゃそりゃ)。映画化もされてるみたいだけど、その割りに本は品薄気味らしいので購入してしまった。2006年刊で初版だ。ひょっとしてこれ売れてないのか?売れてないとしたら不思議だ。しつこいようだがハリポツなんかより絶対面白いぞ。
 
書店でたまたま手に取った本がおもしろかったりすると、やっぱり書店ていいもんだなあとつくづく思う。ネットだと探している本が検索一発でできてしまうものだから、「たまたま手に取る」こと自体あまり体験できないのだ。アマゾンはすごいけれど、やっぱ現実のほうが勝っているよなあ。まあネットでもそれができるようになる日も近い?のかもしれないが。