heppoco2007-04-20

ごはん
めかぶ
 
チョウチンアンコウの生態について、エンカルタからの引用。

チョウチンアンコウ類はひじょうにかわった繁殖形態をもつ。深海に生息する多くの種では、オスはメスの10分の1以下の大きさで、形態が極端にことなる性的二型(性的二形とも)が特徴である。そして、オスにはアンコウ独特の釣竿状の器官(誘引突起)がない。チョウチイアンコウ類の多くの種のオスはメスの皮膚をかみやぶり、自分の体をメスに結合させて寄生する。その後、オスの循環器系はメスの循環器系にくみこまれ、オスはメスの血液からのみ栄養分をうけるようになる。なお、チョウチンアンコウ類の中でも和名がチョウチンアンコウのオスはメスと結合せず、自在に遊泳することができる。このように、オスとメスとの形態がこれほど極端にことなるのは、アンコウの仲間だけである。
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あまりに常識はずれなので何回か読んでちゃんと理解したくなるくらいだが、本当にここにあるとおりの生態であるらしい。
こういう文章を見ると、すぐにオス(男)は元来ヒモ的存在なのであるとかとか言う人が出てくるのが、容易に想像できるわけだが。
なんでこんな生態になったかというと、深海ではこの生態が適していたから、というほかはないのである。チョウチンアンコウの生態が特異なのは、深海という環境が特異だからだ。深海はどの生き物にとっても厳しい環境であるので、類まれな特徴をもったものたちだけが生き残り、その結果として進化しているだけの話。