ポークカレー
かぼちゃとキャベツのサラダ
 

ハピネス

ハピネス

野ばら氏の新刊。おもしろかった。
ロリータファッションにあこがれる女の子があと1週間で死んでしまうという話で、実際に1週間後に死んでしまうのだが、最後の最後まで(死してなお)服にこだわり続けるという理解しがたさが新鮮だった。服なんていう既製品に翻弄されたまま死ぬのはあまりに不憫でやりきれないではないかと思う。でも、ほんとうに純粋に生きている人って、実はそういうもんなのかも。
全身ロリータできめているくせにCoco壱番屋のカレーが好物であったり、「〜です」の文末が続いているところで突然古風な表現がでてきたりと、落差の表現が上手くて笑えた。
しかしアマゾンの評価はあまりよくないな。まあたしかにストーリーは陳腐だ。他のも読んでみるか。