heppoco2006-07-31

消費者金融なんてよく存続するなあと思う。借金てみんなそんなに気楽にやってしまうものだろうか。私は今まで利用したという人に会ったことがない。単に口に出さないだけだろうか。
この私ですら、利用したことがないというのに。他の誰が私より貧乏でありえようか。まあ今は金持ちになりつつあるのだが。
 
企業はしょっちゅう借金をしているが(融資という名目で)、それに対して個人の借金はイメージが悪い。なぜだろう。借金自体は別に悪いことではないはずなのに。
企業の借金のイメージが悪くないのは、返せるあてが大きいからかもしれない。事業のための資金繰りということで借金をして、その事業が成功すれば、ちゃんと返せる。そして事業が成功するかどうかはちゃんと審査されるのである。結果、これはうまくいきそうだというあてがあればお金を貸してくれる。企業の借金というのはそういうものだと思う。貸したお金の使い道が明確だからこそ、審査をしやすいし、それゆえに貸しやすい。
一方、個人にお金を貸す場合は、その使い方が不明確だ。それに個人は借りたお金を使って何か事業をするわけではない。たいていバッグを買ったり、海外旅行にいったり、まあその他生活費に当てたりするわけだ。つまり個人がお金を借りたがるのは「資金繰り」のためではなく、単に「使う」ためだけである。増えるあてがない。もちろん競馬や株やらのギャンブルの資金として借りることもあるかもしれないが、それはそれで、あんまり貸したくない使い方だ。
だから極端に言うと、個人相手の融資というのは、次の給料日がくるまで貸してあげる、というものだとおもう。そんなん給料日まで我慢しろよ!と言いたくなってしまうのは私だけではないはず。
消費者金融のイメージが悪い理由は、たぶんそのへんにあるのだろう。