H17午前 問47

 トレードシークレット(営業秘密)に関する記述のうち、適切なものはどれか。

【 ア 】特許は技術情報を公開した上で保護されるが、トレードシークレットは秘密として管理されていることを条件として保護される。
【 イ 】トレードシークレットとは、企業秘密として管理されている専門技術情報を指し、販売マニュアル、取引先リストなどは含まれない。
【 ウ 】トレードシークレットは、産業財産権の一つに分類される権利であり、特許権実用新案権と並ぶものである。
【 エ 】不正競争防止法では、トレードシークレットに関する不正な行為に対して”差止請求権”を認めているが、”損害賠償請求権”は認めていない。
 
私の選択:ア
 
解答:ア
 
消去法でア。
イは、販売マニュアルや取引先リストこそが保護の対象となるはずだから違う。技術情報を対象としているのは特許とか実用新案権のはず。ウは、トレードシークレットが財産というのは違和感があるので違う。エは、営業秘密が侵されたのなら損害賠償を請求するのが妥当と思われるので違う。
1991年、不正競争防止法にトレードシークレットが追加されたそうです。