H17午前 問45

 製造業のA社では、NC工作機械を用いて、四つの仕事a〜dを行っている。各仕事間の段取り時間は表のとおりである。合計の段取り時間が最小になるように仕事を行った場合の合計段取り時間は何時間か。ここで、仕事はどの順序で行ってもよいものとし、FROMからTOへの段取り時間(仕事aから仕事bへは2)で検討する。

 
私の選択:ア
 
解答:ア
 
いろんなやり方があると思うけど、cとdには1がないので最後に来るのはこのどちらかが望ましいだろうと推測できる。だからaからはじめるか、bからはじめるか、どちらがいいかを考える。
aからはじめるとすると、a→cは1しかかからないので、まずはこれを使う。次はbかdだけど、dは最後に持ってきたいのでc→b→dに決まる。よってa→c→b→dとなるから合計は1+2+2=5だ。
bからはじめるとすると、b→a、b→cともに1なので、どちらがいいか考える。aに行くとすると、a→cの1を使えるからこれに決まる。最後はdだからb→a→c→dとなって合計は1+1+2=4。選択肢の中ではこれが最短。
まあこんな周りくどく考えるより、網羅的に考えたほうが確実ではある。