H17午前 問37

 CMMI(Capability Maturity Model Integrat
ion)の5段階評価基準のうち、レベル3に相当するものはどれか。

【 ア 】システム開発の経験が組織として共有され、標準プロセスが確立している。
【 イ 】システム開発の計画・コスト見積りの経験側ができている。
【 ウ 】プロセスからの定量的なフィードバックによって、継続的に改善されている。
【 エ 】プロセスの測定基準が定められ、組織的に分析が進められている。
 
私の選択:エ
 
解答:ア
 
これは考えてもわかりそうにないのであてずっぽう。CMMI(能力成熟度モデル®統合)を調べると、各レベルはこんな意味らしい。
レベル1:プロセスが確立されていない初期段階
レベル2:特定のプロジェクトリーダーや技術者に依存している状態
レベル3:首尾一貫したプロセスを標準として持っている段階
レベル4:標準化されたプロセスを定量的に測定し、洗練化していく状態
レベル5:技術・要件環境の違いによって、標準プロセスを最適化して用いられる段階
ふうむ、これはレベル1から段階を追って発展させるのがいいよといっているのではないのだな。プロジェクトがどの水準で動いているのかを審査するための指針という感じか。
私が実際に見たことがあるプロジェクトは、よくてもレベル2までだな。レベル1とレベル2はおもしろいようにイメージできるけれど、それ以上になると見たことが無いのであんまりイメージできない。うらやましいなあと思うだけで。
システムエンジニアリングというと全部技術力で解決するのが一番すごいことのように思っている人が多いんだけど、実はこういう文系的な管理が一番大事だったりしますね。
ここCMMIガイドラインのようなものがある。