小説じゃないものを読みたいなーということで

生成文法がわかる本

生成文法がわかる本

生成文法の入門書を買ってみた。チョムスキーですよ。覚えてますか?名前だけ覚えてる。というか名前以外の知識を得たことはない。
学生のときに言語学の授業をとっていたけど、名前しか知らなくて単位とれたということか。答案用紙にでっかくチョムスキーと書いただけだったりして。いやいやそんなんで単位とれるくらい立命館は落ちぶれてはいないぞよ。
 
曲がりなりにも忙しいといわれるサラリーマンなので、読む時間が限られている。でも120ページ読んだ。あと80ページだ、がんばるぞ。てなわけで、残ページ数が気になってなかなか頭に入ってこない。学生時代を思い出すなあ。
とはいえアマゾンの書評にもあるとおり、読みやすくて親切な言い回しが多くて、専門用語は少々くどいくらいに解説されているので、ちゃんと読めばほんとに生成文法に入門できそうだ。少なくとも、座右に本がない状態で生成文法的な思考はできる気がする。
 
ただ読んでいて、ほんとにそうかな?と思うところがいくつかある。まあこれは最後まで読んでいないからなんともいえないのだけれど。
あと、言語学というものが何を目指して進んでいるのか知らないのだけど「世界中のどんな言語にも通じる普遍的な法則(文法?)」を目指しているのだとすれば、それは私の知りたいこととはちょっと違うかなという気がしてきた。
 
私が知りたいのは、言葉がなぜ通じるのかというか、なんかそんなことだ。
言葉でもなんでもいいんだが、どういう仕組みで人に伝えることができるのか、みたいなこと(言葉以外には、矢印とかマルバツとか表情とかジェスチャーとかがある)。そういうのって、言語学の領域なのかなと思っていたがそうじゃないのかもしれない。やっぱり哲学だろうか。ウィトゲンシュタイン哲学探究だか青色本クリプキの名指しと必然性とか読めばいいのか。サラリーマンにはつらいよ。前も書いたが本読むの好きじゃないし。
 
そういう思いがあるので、この生成文法の本にはちょっと熱くなれないところがある。まあ、学生時代にサボっていた分の教養を身につけるためには、いいのかも?