凡庸な物書きが気をつけるべきことは、不正確な生の表現を、正確な表現に慌てて置き換えない事である。
そんな事をすれば、最初のひらめきが殺されてしまう。
まだ生命があった小さな植物は、枯れて全く無価値となり、ゴミとして捨てられてしまいかねない。
貧相でも植物のままだったら、何かの役には立っていたのだが。


これはウィトゲンシュタインの言葉です。