私はあまり本を読まない。典型的な活字離れ現代っ子である。
だっておもしろいほんがないんだもん。
はじめて1冊の本を読み通したのが高校2年生のとき(しかも赤川次郎)だから、
そりゃ知能の発育も妨げられたことだ。
 
かといってテレビを見ているわけではない。
「普段何してるの?」という困る質問については、
「さあ、なにしてるんでしょうねえ?」という困る応答をすることにしている。
何してるかなんて秘密だ。
 
そういうわけだが、最近は山形浩生のほんを4冊ほど立て続けに買っている。
とくにおもしろいというわけではないが、そこそこおもしろく、ためになる。あと漢字が少ない。
 
私はある人の本をよみはじめると、しばらくの間、その人の本しか読まなくなるクセがある。
これって、実はみんなそうじゃないかと思うのだけど、同じ症状の人はあまりきかない。
 
人生は死ぬまでのひまつぶしだと思う。死ぬまでにいろんなものを見るよりも、見るべきものを選んで、それをいろんな角度から眺めてみたい。
それはきっとおもしろいことだ。
 
山形ひろお(の著作と訳書)はそこそこおもしろいけれど、いろんなことがかかれていすぎて、どれもちょっとついていけないところがある。ほかに新しくおもしろいひとが出てきたらもう読まなくなるね。たぶん。